第28回夏休みサデコスクール「親子でつくる楽器教室」を開催
2015年、今年も8月22日(土)・23日(日)の2日間にわたり小川町埼玉伝統工芸会館で、第28回夏休みサデコスクール「親子でつくる楽器教室」が開校されました。このスクールの魅力は、なんと言っても①親子で手作り楽器を創る、②モノづくりの楽しさと音づくりの楽しさを学ぶことにあります。
さらに、プロの音楽家によるミニコンサートを聴き「ナマの音楽とのふれあい」、そして完成した自分の楽器で音楽家と一緒に演奏をするという体験です。
今回は、お子さん14名、保護者14名の総勢28名の参加となりました。
1日目は、葛谷理事の開校宣言に始まり、埼玉伝統工芸会館の柴生田さんからご挨拶を頂き、大塚校長の挨拶、講師紹介の順で進みました。続いて、制作に入る前に「音の仕組み、楽器について」について葛谷先生から詳しいレクチャーがあって、制作に入りました。アルペンホルンを創る子、紙筒タイコを創る子、ウクレレを創る子、それぞれです。アルペンホルンと紙筒タイコの行程をリーダーの先生から詳しい説明があり真剣に聞いていました。先生方のチームワークも良く、進行も予定より早く進みました。
2日目は、葛谷理事から開校の宣言があり、続いてホールへ移動、フルート、パーカッション、ピアノ(ピアノは参加された有賀さんのお母さん)による「ミニコンサート」を聴きました。その中で太鼓の音についてや、ピアノの音の仕組みについての説明を聞きました。
再び実習室に戻り、ひと晩乾かしたそれぞれの楽器を手に、いよいよ色塗りです。
まず、遠藤先生から「配色についてのお話」があって色つけデザインを開始。絵の具を調合する先生もスピーディで、予定より早く素晴らしいそれぞれのオリジナル楽器が完成しました。午後3時には再びホールでフルートの古田先生指導のもと演奏の練習に入り、楽しさも最高潮です。そのあと、保護者、スクールの先生方の前で、古田先生、有賀先生と演奏会を行い、拍手喝采を浴びました。続いて会館前の広場に集まって保護者と全員で記念撮影をしました。教室に戻り、ひとりひとり楽器を手に修了証書をもらい、子供たちの大満足した表情がとても印象的でした。最後に、「親子で協力して作品づくりをしたサデコスクールは、この夏休みの中で一番心に残る2日間でした。」と、笑顔の感想を頂きました。